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まぼろしたちをかかせてほしい

消えていかないの

強姦などまったく思ってない思ってないから言ったこともない、ほのめかしたこともない。いえ、あのよるの目を覆うふるまいから、起きる気配ないひとのくちびるにすこし膨張するものをおしつけて「あそぶ」とか、そのようなことはしているのではないかしらと想像のひろがることはあるの。ソーサーのあるコーヒーを楽しむ私から、このような言葉が洩れることのおどろき。ソーサーあるコーヒーカップ。紙カップと違うの。ソーサーをひだりてに持つことの、こころよさを享楽させてほしいの。せすじを伸ばしても私から消えないまつむらきようこ。ソーサーの重さも私から消せないの、まつむらきようこの淫らなまぼろし。いえ。ソーサーのあるコーヒーカップも、まつむらきようこの幻を消せない。自覚のため、利用させて。そのために利用させて。消えない消えないのソーサーをもちあげても、まつむらきようこの卑猥なからだが消えない。まつむらきようこが消えないの。