眼から消えない柳刃包丁の特徴あるかたちが、
まつむらきようこのなまえをさけばせないの。
叫べないの、
苦しませて。
まつむらきようこまつむらきようこ。
私は苦しめなければいけないはず。
まつむらきようこの衝撃があるのなら、
まつむらきようこの衝撃をさけばせて。
さけぶさけぶ私は叫ぶの。
さけべなければいけない。
どうして叫べないの。
どうして叫ばないの。
こたえて。
眼から消えないほどの衝撃うけるの。
その衝撃をさけべなければいけない。
そうでしょうみなさま、
そうでしょうきたのさかなやの、
さかなやのまぼろしたち応えて。
叫ぶための力を落してはいけない。
おとこのひとを恐れてはいけない。
見えないひとを恐れてはいけない。
叫ぶ叫ぶの力をあつめるの叫ばせて。
まつむらきようこまつむらきようこ、
眼から消えないの眼から消えないの。
あの淫らなすがた、
眼から消えないの。
衝撃をうけました。
衝撃をさけばせて。
このような感情を、
感情をさけばせて。