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まぼろしたちをかかせてほしい

幻たちをかかせて

眼から消えない柳刃包丁の特徴あるかたちが、
まつむらきようこのなまえをさけばせないの。
叫べないの、
苦しませて。
まつむらきようこまつむらきようこ。
私は苦しめなければいけないはず。
まつむらきようこの衝撃があるのなら、
まつむらきようこの衝撃をさけばせて。

さけぶさけぶ私は叫ぶの。
さけべなければいけない。
どうして叫べないの。
どうして叫ばないの。
こたえて。
眼から消えないほどの衝撃うけるの。
その衝撃をさけべなければいけない。

そうでしょうみなさま、
そうでしょうきたのさかなやの、
さかなやのまぼろしたち応えて。

叫ぶための力を落してはいけない。
おとこのひとを恐れてはいけない。
見えないひとを恐れてはいけない。
叫ぶ叫ぶの力をあつめるの叫ばせて。
まつむらきようこまつむらきようこ、
眼から消えないの眼から消えないの。
あの淫らなすがた、
眼から消えないの。
衝撃をうけました。
衝撃をさけばせて。
このような感情を、
感情をさけばせて。

幻たちをかかせて

アルジュルーズは地のはて。地のはて。教会も役場も墓地もない土地。湿地と沼だけのひろがる土地。梢の揺れる音のほか何もきこえない土地。きかせておしえて、小説のよみかたを。まつむらきようこの淫らな姿の光景が、アルジュルーズの土地を想像させない。そのため小説をよめないの。はなしを追っていけないの。アルジュルーズに住むのは、住むのはだれだったかしら。まつむらきようこの淫らなまぼろしが小説をよませないまったく読ませない。この絶望をかたらなければいけない。アルジュルーズの土地を想像するよりも、まつむらきようこのまぼろしとの格闘を、格闘をかたらなければいけないそのはず。何を恐れるの何かしら。何も恐れない恐れない。こえがふるえるのなら、ふるえるのといわせて。ふるえてないかしら。それとも幻聴かしら。怖くないと言えない。怖いのなら、怖いと言う。眼から消えないのなら、消えないと言う言うの。言わせて言う私は言うの。

幻たちをかかせて

まぐろの文字を見つけられない。
どうして見つけられないかしら。
まぐろの文字も私の妄想かしら。

かすかに動揺する心をかかせて。
恐れなくてよい恐れなくてよい。
どうして恐れるの何を恐れるの。
まぐろの文字もなかった。
ああああ思いこみだった。

妄想だったのなら、
妄想だったことを。

衝撃だったのなら、
衝撃だったことを。

何を恐れることがあるのかしら。
こたえてみなさま何を恐れるの。

弁護士からの手紙かしら。
恐れないの私は恐れない。
がたがたふるえるのなら、
がたがたふるえることを。

光景に衝撃うけるのなら、
光景に衝撃うけることを。
どのひとも言えなければいけない。
脅かされることあってはいけない。

卑猥なあおむけが視野にあるのなら、
視野にあることの苦痛をさけばせて。

この自由をみずから手ばなさない。
苦しむの苦しむことをのぞませて。
あまりにも淫らな
まつむらきようこ。

眼にかえるのなら、
苦しくさけばせて。

さけべるかしら、
たしかめさせて。

幻たちをかかせて

眼から消えない光景をさけばせて。こころの自由がなければいけない。克服の過程を。忘却の過程を。のこすのは私の自由そのはずなの。小説はよまない。映画もみないの。まつむらきようこの淫らなまぼろし、淫らなまぼろしとの格闘を叫ばせて。アンヌの心のうごき知ることよりもしることよりも。そうでしょうきたのさかなやのひとたち、こたえてほしいの私をつよめてほしいの。百年まえの小説をよむことよりも、私の心をよむことが何よりも重要。小説は読まないの。まつむらきようこのまぼろしを、淫らなまぼろしの姿をかかせて。眼から消えないの衝撃うけるの。この衝撃のほかに何をかたるの。こたえて何をかたるの。何もかたるものがない。あなたは何をかたるの。まつむらきようこの卑猥なあおむけを、あの卑猥なあおむけの衝撃をかかせて。まつむらきようこが眼から消えないの。眼から消えないのなら、苦しく叫ばせてほしい。眼から消えない。苦しく叫ばせて。

午前三時半に踊りながら街路をあるくのは私なの。踊っているから、歩きながら一回転するの。踊っているから両手を高くあげるの。おどっているからなの。私たちのよこに停止するタクシー。「手をあげたかしら」「あげてない」「あはははははは」このような幸福感。

幻たちをかかせて

とまる予定のホテルは九つ。いえこたえてこころまちにする言葉が現れずに、まつむらきようこは衝撃と現れるのはどうして。まつむらきようこの卑猥な姿の盗撮が、いえ光景がわたしの目から消えないの。どのホテルにも特徴ある。東京タワーがまじかに見える客室。ベイエリアと呼ばれる地域にあるホテル。窓から見えるのは波をうつ砂浜なの。屋上にプールのあるホテル。東京えきの線路をましたに見下ろすホテル。27階からの光景をたのしむ朝食に心をおどらせてほしい。みはらしよいはずなの。いえ。まつむらきようこが消えないと苦しませて。27階まであがっても消えないはずの、まつむらきようこに苦しませてほしい。つくりばなしではないことの証に27階の朝食を投稿してもよいの。東京タワーまじかにみえる客室をみせてよい。どこにもつくりばなしはふくまれていないの。つくりばなしではないことをしめすのなら、まぼろしがきえない苦痛もしめせるのなら。

はるか遠い幻たち

まつむらきようこの卑猥な姿の衝撃が消えないの。だから、消えるまで言わせてほしい訴えさせてほしい。ほかに目的はないの。消えないの眼に帰るの。卑猥な姿をみせる、まつむらきようこ。なかむらさんの眼に享楽される、まつむらきようこが消えないの。消えないの消えないの。眼に帰るの。あのような卑猥な光景を見られる場所として、野毛の地域が私に印象づけられることの苦痛。魅力をおぼえるのなら、手を伸ばせるのかしら。そのようなことしても咎められない地域なのかしら。葛藤もない努力もない謝罪もない欲望のままにふるまえる地域なのかしら。そのようなことの許される地域なら、外見に魅力のあるひとに近づくはず。そうでしょう。ひとりのみ女子、野毛好き女子、さけすき女子。せんべろ女子。そのような文言あるひとたちに近づくことを望むはずと思うの。努力も過程も何もなしに欲望みたすひとをしるのは衝撃なの衝撃は衝撃と言うことを望ませてほしい。