aisiterujsan’s website

まぼろしたちをかかせてほしい

みたびの力の充填

スカートをよごさないためのハンカチをベンチにしかせて。汚すことを何よりも恐れているの。力添えを喪失することよりも恐れていると言わせて。力添えの喪失は恐れてないの。そうでしょう、おそれているのなら、ひどいこと言えない。力添えを喪失しても、告白をしていかせて。力添えの喪失よりも、スカート汚すことを、何よりも恐れさせて。そのためハンカチの上に注意深く腰を落とさせて。いえ。力の喪失に不安を覚えるのなら、力を充填してほしいと乞わせて。暗いのなら暗いと伝えさせて。凍える寒さなら凍える寒さなのと伝えさせて。力が落ちているのなら力が落ちていると伝えさせて。かならず力を伝えられると知るためなの。いえ予感があるためなの。伝えられなかったことがないの。そのようなひとは私の運命に送りこまれていない。送りこまれないはず。そのはず。暗いのなら暗いのと伝えさせて。何も見えないのと伝えさせて。そして、力の充満をまたせて。