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まぼろしたちをかかせてほしい

まひるに見る幻覚

まひるのまぶしさも消せない、まつむらきようこのまぼろし。ありありと見えることが、私の歩行をとめさせるの。この明るさも消せない幻覚。苦しむことを伝えさせてほしい。目を覚ます気配ないひとの卑猥さ。享楽するのは光景だけかしら。脱がしてはいないと誰にいえるのかしら。別のひに見せられる豹変は、私からけっして消えないの。えろいものすげええろいと昂揚をかくさないひとが。まつむらきようこの望まないことをして悦ぶひとが。嫌がっているのことばを添えるひとが楽しむひとが。はたして起きる気配まったくないひとの、からだに何もしてないと言えるのかしら。どうしていえるの。だれに言えるの。だれ。なかむらさんにも言えないはずなの。豹変を見せられているの。疑惑を口にさせてほしい。見せられているからなの。恐れずに言わせて。迷わずに言わせて。見せられているからなの。あの光景の衝撃が消えないのなら、消えるまで言うことをのぞませて。